健康づくりを、心身共に多面からサポートする疾病予防施設です。

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健康診断豆知識 (1月)


 慈恵クリニックでは、毎月「安全衛生委員会」を開催し、毎月健康についてのテーマを決め館内にポスターを掲示しているので、「お客様の健康な身体づくり」の参考にしてください。



平成29年1月のテーマは、

 
『感染症を予防しよう』です。



 寒さや乾燥が厳しくなるにつれ、さまざまな感染症が増加します。その中でも毎年のように流行し、注目されているのは「インフルエンザ」と「感染性胃腸炎」です。とくに今年は、インフルエンザ感染者の増加や、新型ノロウィルスの流行もあり、「インフルエンザ+感染性胃腸炎」のダブル感染も注意が必要といわれています。正しい知識を身につけ、冬の感染症を予防しましょう。

●今年のインフルエンザは、複数回感染に注意!
 今シーズンのインフルエンザは、A型2種類とB型の複数検出されています。体力や免疫力が低下していると、ワンシーズンに2〜3回インフルエンザに感染する可能性もあります。
 インフルエンザにかかったときに一番大切なのは、免疫力です。免疫力を低下させないため、規則正しい生活、十分な睡眠、バランスよい食事を心がけましょう。またワクチンは、昨シーズンから4種類のウィルス株を含み、多様化する流行に対応するようになっています。ワクチンの効果は接種後2週間から5カ月といわれています。予防接種はなるべく流行前に(12−3月頃)、早めに受けておきましょう。


●手洗い、うがいはタイミングが大切!
 手洗い、うがいはタイミングを心得ることで、より効果が上がります。

 @帰宅したとき
 Aくしゃみや咳を手で押さえた時
 B調理や食事の前

などです。また先に手を洗ってから、うがいするようにしましょう。うがいは喉の奥ま
でガラガラと15秒以上行います。インフルエンザウィルスは、冷たく乾燥した気候を
好みますので、室温は20-23度、湿度は50-60%を保ちましょう。


●新型ノロウィルスに注意!
 昨年から、今までとは違った新しいタイプのノロウイルスが流行しています。
 新型ウィルスは、多くの人が免疫を持っておらず、感染したり重症化するリスクが高くなります。また感染性胃腸炎は特に冬季に流行し、インフルエンザと相乗的に流行しますので、注意が必要です。ノロウィルスは手指や食品などを介して口から感染し、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。カキに限らず2枚貝(ほたて、しじみ、あさりなど)は、プランクトンと同時にウィルスをこし取り、中腸腺に蓄えています。感染予防のため、2枚貝はしっかり加熱(85度で1分以上)しましょう。



●下記の図もご参考ください